デザイナー研修で知ってよかった３つのこと

こんにちは。今年の4月から新卒デザイナーとして入社した菊池です。
私は入社してから半年間、クリエイティブチームの研修を受けてきました。

学生時代のベンチャー企業のイメージだと、研修制度があまり整っていないイメージがありましたが、そんなことは全くなかったです。
元々計画されている研修の方針や内容に沿って、ディレクターの方に指導していただきました。

研修内容

私が受けたデザイナー主な研修の内容はこんな感じです。

• バナー研修
• LP研修
• コーディング研修

テクノデジタルの研修では、デザイナーとしてのマインドセットから、デザインやコーディングまで幅広く学びます。
制作したものにフィードバックをしていただきながら、デザインの観点や意識するべきことを多く学びました。
今回は、その中でも特に成長に繋がったと思える、知ってよかった3つのことを書いていきたいと思います。

1.日常的にインプットを増やす

これは、クリエイティブ力を上げるために、デザイナーのマインドセットの一つとして学んだことです。

今まで、クリエイターは、元々持っているセンスで生まれた新しいアイデアを形にするものだと思っていました。
しかし、革新的だと言われるアイデアは、実は既存のものを組み合わせたものでしかないと言われています。
頭に何も知識がない状態から、アイデアは生まれません。
そこで、質の高いアイデアを生むためには、日常的なインプットが必要になります。

研修では具体的なインプットのやり方についても学びました。
決して、本や新聞を毎日読まなければいけないとか、外部の勉強会にたくさん参加しなければいけないといったことではありません。
もちろん、そういった経験は大事ですが、何よりも大事なのは、日常的にあるものを観察し、考えることです。
例えば、いつも通る最寄駅の広告を見て、どういう戦略でこのコピーにしたのか、このレイアウトにしたのか、そういったことを日常的に意識するだけでインプットを増やすことができます。

私は引きこもり体質なので、研修前まではSNSからしか何か考える機会がなかったのですが、この研修を受けてから、日常的に目にするものについて課題意識を持って色々考えるようになりました。
これからもこのインプットを続けて、素早く質の高いアイデアを出せるようなデザイナーを目指していきたいです。

2.独りよがりのデザインをやめる

私は学生時代に何か制作する時にチームで協力した経験がほとんどありませんでした。
そのため、バナー制作の研修では、レイヤーが不規則でごちゃごちゃしていて、フィードバックをもらった後に修正に時間がかかっていました。
業務でデザインする時は、修正依頼があるのが当たり前です。
研修後からは、整理しながら作業し、修正や引き継ぎのしやすいデザインデータを作ることを意識するようになりました。

また、バナーやLPを制作して、自分ではいいと思った文字の大きさや、色の視認性が悪いと指摘されることがよくありました。
最低とらなければいけない文字サイズを考えるだけでなく、ユーザーが絶対必要とする情報を目立たせることを考えて、文字の視認性を考えなければいけないと学びました。

3.プロのクオリティーに仕上げる

プロのデザイナーとして、お客様にデザインを納品する上で最低限必要だと感じたのが、カーニング（文字間の調整）と画像の解像度です。
学生時代は、そこまで文字間や、画像の解像度に対して理解がありませんでした。
今思えば、せっかく情報設計など、自分なりに拘ってデザインしていたとしても、仕上がりはとても中途半端になっていたと思います。
研修後は、最低限デザインを仕上げるために必要なことを学べたので、今まで気づいていなかった素人臭くなってしまう部分が改善できるようになりました。

他にも、オブジェクトを正確に揃えるだったり、テキストの誤字脱字に気をつけるだったり、あらゆる雑な部分をなくして、精度の高いデザインが自然にできるのがプロのデザイナーだと感じました。

おわりに

以上がデザイナー研修で学んだ３つのことです。
研修中は、力が足りない部分に気付かされて不安になることが多かったのですが、半年経って成長できたと感じることも増えました。

学生時代は、デザインを頑張りたいと思ってもどうしたらいいかわからないことが多かったですが、今は明確に目標を立てて行動できるようになったので、今後も成長し続けられるように行動していきたいです。