8/23に宣伝会議さん主催の「カンヌセミナー2017」に参加してきました。
(セミナー中は撮影禁止でしたので、開催前の風景をパシャリ。ちなみにこの後満席になりました)
やはりこの業界に居ますので、うちのチームも一度はカンヌライオンズ獲りたい!
と思ってます。チラッ(・_
セミナーの内容としては、ここ最近の広告クリエイティブ業界のトレンドから、
今後重要度が増すと思われる、デジタルテクノロジーの可能性といったお話しまで、
カンヌで審査員を務められた方々から、それぞれの立場・見解で、
丁寧な解説をお聞きすることができました。
現在主流のSNSがまだ登場していない時代に、参加型インタラクティブコンテンツとして、
NECさんの「ecotonoha(エコトノハ)」を作っちゃう方々や、
デスクトップエンタテイメントとして「UNIQLOCK」を作っちゃった方々など、
あの当時は、凄いの作るなーと思っていたコンテンツが、
改めて振り返ってみると、ものすごいチャレンジだったでしょうし、
クリエイター熱量も、クライアントの熱量も凄かったので、
結果として今でも記憶に残るいい作品を生み出せたんだと思います。
そう考えると、クリエイターの端くれとしては、
尊敬の念がある反面、悔しいなーとも思っています。
今年のカンヌライオンズ受賞作品を見せてもらうと、
どれもアイデア・クオリティ・技術ともに素晴らしいものばかりで、
とても書ききれないので、一番心に響いたのはものだけご紹介します。
◆The DNA Journey
デンマークの旅行検索サイト「Momondo」が展開したキャンペーン「The DNA Journey」。
世界各地から集めた方々に、母国や他の国に対するイメージ等を聞きます。
自身の国に誇りを持っていたり、嫌いな国があったり、偏見があったり。
その後、自身の祖先がどこから来たかが分かるDNAテストを受けてもらい、
自身のルーツが実は・・・という内容。
「自身のルールを探る旅に出よう」というコンセプトの映像なのですが、
登場人物の方々にとっては、人種や国や思想の違いなんて大した意味はない、
というのを、それこそDNAレベルで痛感されていたと思います。
いつかスマホとかで、誰でも手軽にDNA検査ができる時代になったら、世界が変わるかも。
そういう可能性を感じずにはいられない素敵なキャンペーンでした。
(そういえば、8/26のスマステでも紹介されていましたね!)
やはりトップレベルのクリエイティブはきちんと研究し、
牙を磨いておく必要があるなと感じたセミナーでした。
クリエイティブディレクター
Keichi .S
元デザイナーとしての経験をもとに、デザイン面はもちろん、ユーザビリティ、アクセシビリティにも配慮したWebサイトの制作を心がけています。また、改善提案やコンテンツ企画も得意としており、クライアント様、ユーザー双方のニーズに合わせたご提案ができます。