少し以前のお話ですが、10/26に行われた、
<デザイン思考>の次にくるもの。に参加してきました。
スピーカーは各務 太郎 氏(taro kgami)です。
氏の略歴はこちら
内容の1つで、ハーバードが教えるデザインと日本の多くの方が認識しているデザインの違いを
とても上手く言語化されており、非常にハラオチをいたしました。
▼ハーバード
・デザイン→課題解決/課題発見
・スタイリング→グラフィック、テクスチャ、あしらい等見た目を整える
▼日本
・デザイン→スタイリング(グラフィック、テクスチャ、あしらい等見た目を整える)
※あくまでも大多数の日本人の認識です。もちろん違いがわかっている方も数多くいます。
また、ここ2,3年のバズワード的にも使われている「デザイン思考」についても
とてもわかりやすく説明されています。
端的に表現すると、「デザイン思考」とは「高速PDCA(プロトタイプ)」であると。
つまり、デザイン思考はイノベーションの創出ではなく、改善ツール向けであると。
▼デザイン思考
・NG:0→1
・OK:1→10
この「高速PDCA(プロトタイプ)」というワードを言い換えるなら、スピード重視であるとも言えます。
多くの社長方が肌感覚でスピードが大事と、インタビュー記事で答えているのと同義なんですよね。
つまり、起業家=デザイン思考がもともと備わっているのに、上記の点を理解できず、
デザイン思考というバズワードに惑わされると厄介なことになるわけですね。
(イノベーションが生まれない!という現象。)
では、0→1のイノベーションはどう起こすのか?フレームワークはないのか?
という話題になるかと思いますが、そのことを各務氏が本セミナーで語ってくれています。
その内容はつい最近に書籍にまとめられたそうですので、そちらを参考頂ければと思います。
「デザイン思考の先を行くもの」
また、0→1を生み出す話ですと、上記書籍を読んだ後に
スティーブン・R.コヴィー氏の「第3の案」を読むとより理解が深まると思います。
ご興味のある方はどうぞ。
「第3の案」
よく海外のフレームワークや事例が日本え認知→大衆化になるまでに2-3年のタイムラグがあるそうなので、今度は「スペキュラティブデザイン」というワードが流行るかもしれませんね。
セミナー内で0→1にまつわる1つの考え方です。
今回のセミナーで行った、0→1のワークショップはとても面白かったので、
社内で時間をとって今度やってみようと思っています。