日本最大級のアルバイト・パート求人情報サイト「バイトル」を始め、「はたらこねっと」「ナースではたらこ」などさまざまな求人情報・人材紹介サービスを基幹事業としているディップ株式会社様。今回は2021年5月19日にリリースされた「バイトルPRO」の開発について商品開発本部 ディップ総合研究所 メディア戦略部 部長の大塚様にお話を伺いました。
「バイトルPRO」のサービス企画、立ち上げの経緯を教えてください。
大塚
新型コロナウイルス感染拡大による雇用情勢への様々な影響が続く中、医療、介護、保育、美容などの専門職種における有効求人倍率は高い水準で推移し、現場での人手不足は深刻です。今後、少子高齢化による労働力不足はさらに加速し、2040年には医療・介護分野で約250万人もの労働力不足に陥るとの試算もあることから、専門職領域の人材確保は喫緊の課題とされております。
このような状況から専門職領域における就業機会の最大化を図る必要があると捉え、経験・スキル・資格を保有している方や、これからプロフェッショナルとしての活躍を目指す方と企業をつなぐ架け橋となるべく、当社は専門職の総合求人サイト「バイトルPRO」を開始しました。
「バイトルPRO」を介して資格・経験を保有している方や、プロフェッショナルとしての活躍を目指す方と専門職領域の人材を求めている企業をつなぎ、求職者の方々が付加価値の高い仕事で活躍できる社会が実現できればと考えております。
弊社を開発パートナーに選定いただいた経緯を教えてください。
大塚
テクノデジタルさんとは2008年より、バイトルなど既存サイトのシステム開発でお付き合いがあり、今回のプロジェクトではwebサイトのフロント開発を依頼し、要求定義から参画いただきました。企画段階から伴走することで、要件背景の細かいところまで汲んでいただき、スムーズなコミュニケーションの元、プロジェクトを進行できました。要求整理、要件定義の際に既存サイトであるバイトルの仕様を受け継ぐ部分や、バイトルの流れを汲みつつ「バイトルPRO」としての新たな要件とする部分などあり、バイトルの仕様についても相当調べていただきました。仕様の確認作業やドキュメント化まで行っていただき、複雑な仕様の整理ができました。また、ローンチされた時を想定し開発者の目線で事前に想定される課題など、いろいろな意見をだしてくれたことも心強かったですね。
印象に残っていることはありますか。
大塚
特に印象に残っていることはUX部分ですね。
以前、関わったプロジェクトでも同じような複数検索条件の設定画面を手掛けたことがあり、ユーザーが操作する手順の考慮が足りず、ローンチ直前で大幅な修正対応に追われた経験がありました。
今回テクノデジタルさんに依頼する際には、同じ過ちを避けるべく初期の段階からかなり細かく要求を出させていただきました。
プロトタイプにて実際の挙動の確認を行い、互いのコンセンサスを取ったうえで進行いただき、ユーザーにとって使い心地の良いサイトに仕上がったと思います。要求通りの対応ではなく、実行された時の挙動まで想定し、都度気になった部分は細かくフィードバックがあり、「良いものを作りたい」といった気持ちが伝わってきました。
「バイトルPRO」がローンチされた時の印象はいかがでしたか。
大塚
ローンチ当日から多くの求人が掲載され、弊社営業部の努力やこれまで開発に関わってくれた社内メンバー、外部ベンダーに感謝の気持ちが湧き上がりました。また、反響の大きさから専門サイトとしてのニーズを改めて感じることができました。
今後テクノデジタルに期待することは?
大塚
今回のプロダクトには、とても満足しています。今後は「バイトルPRO」をより良いサービスにするために、どんどんアイディアを出していただけると嬉しいです。また、アプリ開発はもちろん、新サービスでもお取り組みができればと考えています。今後とも末永くご支援ください。
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