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Digital MarketingiOS/Androidアプリプロモーション
スマートフォン/タブレット・アプリケーションのプロモーション方法は、Webの領域とは少し違った手法が必要になってきます。
テクノモバイルでは、アプリケーションサイトの運営経験を元にしたプロモーション計画をご提案することが可能です。
※本記事は、2015年3月のものになります。変化が速い分野であるため、最新の情報は直接お問い合わせください。
1、ブースト施策
基本的に不自然に「無料ランキング」が上昇しているのはブーストです。ランキングはお金の力で操作されていると言えます。
iOS、Androidでの違い
iOSのApp Storeと、Android のGoogle Playのランキングでは、ランキングロジックが違います。これを把握して施策しないと、プロモーションコストが無駄になってしまいます。
まず、下図を見てください。
当社が開発・運営しているiOSアプリケーションのランキング推移になります。
ランキングを維持するために、数回ブーストを打っています。2ヵ月で大型3回、その後中型2回ほど施策を行っています。ブーストを打つたびにランキングの下落が少しずつ緩やかになっています。
テレビでの紹介等で、自然にランキングが急上昇することはありますが、基本的には、アクセスした訪問者にも報酬の一部を還元するリワード広告でのブーストです。
ランキングの上位を目指すことで、自然流入が増えるというメリットがあります。自然流入ユーザが定着してくると、ランキングが徐々に底上げされ、認知度も上がっていきます。この間、アイコンやスクリーンショット、説明などを改善し、コンバージョンの効率化も重要な施策になります。
上記だけを見るとブースト施策を行えば容易にヒットアプリケーションを生み出せるように思えますが、根本的にはアプリケーションがユーザのニーズに合っていることを、しっかり設計できているかにかかっていると言えるでしょう。
また、ランキングロジックはAndroid/iOSともに定期的に変更されており、ブーストによるランキング影響が、少しずつ悪くなってきているようです。しかし、ランキングロジックがダウンロード数を元にしている事実は今後も変わらないと考えます。
当社でこのブースト施策を行う際には、効果を最大にするための努力がいろいろ施されています。ユーザが活発になる時間帯、土日、祭日などを狙うのが一般的ではありますが、競合も多く、類似アプリケーションなどの動向を調べつつ、施策のタイミングを計ります。また施策後、想定するランキングで自然流入がどれぐらい見込めるかという判断にも経験と知識が必要です。
また、リワード広告などを活用する場合、アプリケーションに計測用ソフトウェア開発キット(SDK)を組み込む必要があります。各アフリエイトサービスプロバイダからそれぞれSDKが提供されているため、それらの選定も必要になってきます。ちなみに当社でも広告効果計測サービスを行っており、各社のSDKを統合させることが可能です。
2、アプリケーションストア最適化(ASO)
米国の調査会社forresterによると、アプリケーションストア経由のチャネルがダウンロードの主な要因になっています。消費者の63%は、アプリケーションストアでの検索でアプリケーションを見つけていることがわかります。
Google PlayのSearch and Discovery部門の主任であるアンキット・ジェイン氏がGoogle I/Oで行ったプレゼンテーションで、アプリケーションストアの検索について「平均的なアプリケーションでは、インストールの圧倒的多数を検索が占めている」と発言しています。
検索エンジン最適化(SEO)に対してASOはストアからの検索に対して最適化を行う手法ではありますが、大きな違いは最適化を行うのは、検索キーワードだけではないということです。ストアの検索からアプリケーションをダウンロードさせるには、2つのアクションに分類されます。
- ユーザはどのようにしてアプリケーションを見つけるか
- ユーザは何を基準にアプリケーションをダウンロードしているか
まず、ファーストアクションとなる検索を行うことでアプリケーションがユーザに認知される接点となります。
ユーザはどのようにしてアプリケーションを見つけるか
SEOと同様、検索結果の順位を上位にすることと、ロングテールワードをいかに広げるかです。
検索の際のキーワードには、1つの単語で直接製品やサービスを示す通常のキーワードの他に、間接的に製品やサービスに結び付くキーワードや複数のキーワードの組み合わせもあります。この間接的なキーワードやキーワードの組み合わせをロングテールワード(ロングテールキーワード)と言います。
ロングテールワード自体は広告効果が低いのですが、広い範囲に広がれば、その総量は無視できないものになります。アプリケーションをストアに登録する際、以下の項目が重要なファクタとなってきます。
- アプリケーションのタイトル
- キーワードのフィールド
- 説明
※iOS/Androidで、参照される項目は違いますが、詳細は省きます。
上記は、検索キーワードとして重要な役割になりますが、「ユーザは何を基準にアプリケーションをダウンロードしているか」にも大きく関係してきます。また、結局はユーザのダウンロード数が検索順位にも反映されるため、「ユーザに対する訴求力を高めた上でのキーワード選定」が重要になってくるでしょう。
ユーザは何を基準にアプリケーションをダウンロードしているか
SEOと違い、検索結果の上位に上がれば気軽にダウンロードしてくれるわけではありません。
「インストール」という敷居の高さがユーザを慎重にさせる要因になっているからです。とはいえ、検索順位の高いアプリケーションが、人気のあるアプリケーションである可能性が高いことから、ユーザに安心を与える材料であることは間違いありません。
ユーザは検索結果で現れたアプリケーション一覧の中からいくつかの情報を元に厳選し、1~2個といった限られた数のアプリケーションをダウンロードするのです。
このユーザが参考にする情報は、オンメタデータと、オフメタデータの2種類に分類されます。
オンメタデータ:アプリケーション申請時にデベロッパが情報をコントロールできるもの
- アイコン
- アプリケーションのタイトル
- キーワードのフィールド
- 説明
- スクリーンショット
オフメタデータ:デベロッパがコントロールすることが難しいもの
- 評価点
- レビュー
- 表示順位
3、ストアの外部からの流入
ストアの外部からの情報もユーザに対して信用度を上げる材料になります。
まず、外部からの流入を検討する前に、ぜひ効果測定ツールを利用することをお勧めします。そうでないと、せっかく色々な集客策を試みても、最終的に効果が高かった施策が何なのかが分析できません。ちなみに、当社でもプロモーション効果測定ツールをご提供していますので、ぜひご検討ください。
広告効果システム「Mobile Ad Designing」
ストアの外部で行うプロモーションの一例をご紹介します。
相互送客
複数の異なるWebサイトがお互いのサイトで他のサイトの広告を表示しあうことで、ユーザを紹介する相互送客ネットワークを提供するアフリエイトサービスプロバイダがいくつかありますので、アプリケーション側でも対応が必要になります。
事前予約
ゲームカテゴリでは、リリース時、バージョンアップ時に、事前予約サイトに登録することで、ユーザの期待度を高め集客することが効果的です。事前予約時は、デジタルアイテムの付与や、ガチャ特典の付与など、ユーザの期待と特別感の演出が必要です。当然、アプリケーション側でもそのための準備が必要です。
ティザーサイト
Webからの流入も視野に入れなくてはなりません。ストアでは説明が不十分な場合が多く、商品の開発中にも、しっかりとWebでアプリケーションの紹介を行い、Webの検索エンジンや、他記事からの流入に備える必要があります。
アプリケーション紹介メディア
プレスリリースや、直接紹介メディアにレビューを依頼する等を行います。
ソーシャルメディア広告
Facebookなど、ユーザ属性を絞り込み、アプリケーションのターゲットユーザに対してピンポイントで訴求することができます。アプリケーションとの親和性も高いため、ぜひ活用をお勧めします。
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